半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

まとまった現金を日本へ! タイからの持ち出し・日本への持ち込み前編 タイの税関で申告

今回の日本帰国に際し、当面の生活費に充てるため、ある程度の日本円をタイから持ち帰ろうと思っていました。ネット上の様々な情報を参考にさせていただきましたが、現金で持ち帰る方法が、手数料もなく、多少のリスクはありますが一番簡単なのでそうすることにしました。機内で盗まれた人がいる~と聞いた話や、どこかで落としたり忘れてきたらどうしよう~などと、頭によぎりましたが、いやいや大丈夫と決行することに!

日本円への両替は、レートが良い日に何回かに分けて両替しました。両替に利用したのはスーパーリッチ。いつもは緑のスーパーリッチですが、日によってはオレンジのスーパーリッチのレートの方が良い日もありました。

さて帰国当日、まずは航空会社のカウンターでチェックインを済ませます。その後、持ち出す外貨申告の為、税関のVAT REFUNDカウンターへ向かいました。VAT REFUNDカウンターは、チェックインカウンターがある出発ロビーの一番右端、Uカウンターのすぐ近くにあります。観光客がタイで買い物をした際に消費税の還付申請をするカウンターと同じ場所です。

f:id:fahthai:20210321113524j:plain
f:id:fahthai:20210321113532j:plain
外貨の外貨持ち出し申請をするVAT REFUNDカウンター(Uチェックインカウンター横)

 提示するものはパスポートと搭乗券。(チェックイン前に申告は出来ませんのでご注意を!)外貨持ち出しの申告をしたい旨を係員に伝えると、申告用紙を2枚渡されるので2枚とも記入します。

f:id:fahthai:20210321113539j:plain

タイバーツ・外貨持ち出しの為の税関申告用紙

 記入する内容は次の通りでした。

①氏名

②国籍

③パスポート番号

④生年月日

⑤性別

⑥職業

⑦現住所

⑧便名

⑨出発地(国名)到着地(国名)

⑩署名 日付

⑪持ち出す現金の金額 (持ち出す外貨の金額で記入)

⑫持ち出す現金の出所 (私の場合はEmployment in Thailand=タイでの雇用と記入)

⑬使用目的

 

 記入後、申告用紙を係員の方に渡すと承認印とサインをして下さり、一部を私の保管用にと渡されました。そして指示された税関の記録ノートに名前とサインを記入し、終了となりました。現金をお見せした方がいいですかと伺いましたが、この時は必要ないと言われました。

今回の帰国にあたり、知り合いから2万ドル相当以上の外貨を持ち出して没収された人がいる~(恐らく申告しなかった方)等と怖~い話を聞いていましたが、最新の情報では1万5千ドル相当以上の外貨を持ち出す場合には申告が必要でした。ただ申告すれば全く問題なく、無制限と係員の方も仰っていました。

 

申告無しでタイに持ち込める・タイから持ち出せるタイバーツまたは、外貨の限度額については申告用紙の裏面にタイ語と英語で詳しく記されています。まとめてみると以下のようになります。

① タイバーツの限度額は45万バーツまで。

② 外貨の限度額は1万5千米ドル相当まで。(日本円だと現時点で約160万円程)

③ タイバーツと外貨を所持している場合は、合計で45万バーツ相当まで。

↑ これはあくまでも申告無しで持ち込み・持ち出せる現金・流通証券等の限度額です。申告すれば制限無し。ただし申告漏れが発覚すれば罰金、課税、没収など、罰則が科せられる可能性があるようなので注意が必要です。

 

次回は日本の税関での申告についてです。