半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

2021年3月 日本帰国 成田空港での流れ 体験談

先日、無事日本に帰国したFah Thaiです。今日は成田空港での飛行機到着から税関を通過するまでの流れをシェアさせていただきたいと思います。

私が日本に帰国したのは、位置情報などを提示するためのアプリをインストールしたスマホの所持が必要となった第1日目でした。前回のブログで記したように、3月10日前後に厚労省のウェブサイトで日本入国者に対する情報がかなり更新されていました。帰国前にすべてインストール・設定を終えるのは当日焦らずに済むのでお勧めです。

ゲートに到着後、まず降機を促されたのは国際線への乗り継ぎのお客様。アメリカへの乗り継ぎのお客様が何十人かいらしたようです。ちなみに私の搭乗した便のお客様は合計で50名ちょっとだったようです。その後、乗務員の方から到着便が立て込んでいるので空港内での密を避けるため、機内でお待ちいただくとのアナウンスがありました。機内で待った時間は15~20分くらいだったと思います。その後の流れは次の通りです。

 

①書類チェック(誓約書、機内で配られた健康カード、空港で対応してくれたスタッフから手渡された質問票、タイ出国前72時間以内に取得した検査証明書の4種類)

飛行機から降りた後、パイプ椅子が並べられたエリアに搭乗者全員で移動しました。そちらで必要な書類の準備・確認をしながら順番を待ちました。この時、対応して下さったスタッフの方々が質問に答えてくださったり、不明な点について確認をとって下さったりしました。ここでの待ち時間が一番長かったです。到着便が多かったのが原因で、飛行機を降りてから私たちの便の番になるまで1時間ほど待ちました。ようやく私たちの便の順番になり、書類がチェックされるカウンターへ移動。

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機内で配られた健康カード。裏面に質問が3つほどあります。

 ②唾液による抗原検査

書類のチェックが済むと抗原検査のエリアへ進みました。こちらのカウンターでもいくつかの書類の提示を求められました(記憶では健康カードと検査証明書だったように思います)その後、漏斗を渡され半個室のような場所で、指定の量の唾液を採取します。壁には「レモンや梅干を思い浮かべてください」や「痰や尿を入れないでください」等と書かれていてクスッと笑ってしまいました。ここで初めて分かったのは思い浮かべるだけでは唾液は出ないという事。レモンの香りが漂っていれば簡単だろうな~と思いながら頑張りました。笑

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長い距離を歩きながら成田空港の風景に癒されました「帰ってきたんだ・・」と。

 

③アプリ使用可否確認・位置情報設定確認

抗原検査の場所からアプリ確認のエリアまでは結構な距離を歩きました。私は指定のアプリをすべてインストール&設定済だったので、確認していただくだけですぐ終わりました。この日はアプリ使用が必要となった初日だったのでまだインストールされていない方も多く、そういった方々は時間がかかっているようでした。確認が終わると完了したことを示す赤いシールを貼ったチェックリストを渡されました。

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チェックリストの一部。チェックリストに沿って確認が行われます。

 

④質問票QRコード・内容確認

アプリ等の確認後は歩いてすぐの場所にあるカウンターに並び質問票QRコードを提示し、質問票に入力した内容の確認となりました。こちらでも誓約書と健康カードの提示をしました。ちなみに私は成田周辺のホテルで自主隔離をする予定だったので誓約書に書く住所欄にはホテル名、LINEアプリをインストールした携帯番号はタイで契約したSIM TO FLYの番号を書きました。(降機後の待ち時間にスタッフの方に相談して、そのようにしました)確認が終わると、健康カードにバーコード付きの番号が書かれたシールを貼られます。その番号下3桁が抗原検査結果発表の際に呼ばれる番号でした。

 

⑤抗原検査結果発表まで待機・結果発表

質問票に関する確認が終わると更に先に進んだところにあるカウンターで健康カードを提示し、抗原検査の結果が分かるまで座って待つ椅子がアサインされました。スタッフの方に自分の番号が呼ばれるまでそちらで待ちます。椅子に座った時点で、一番初めに受けた書類確認から1時間が経っていました。それから30分待ってようやく私の番号が呼ばれました。カウンターで健康カードを提示して無事陰性のハンコを押してもらえました。それと一緒にピンクの陰性を証明する紙も頂きました。(このピンクの紙は税関を通過する際や隔離ホテル行きの入国者専用バスに乗る際も提示が必要となりました)

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検査結果発表の際に頂いた紙

 

⑥入国審査・税関審査

検査結果を聞き、ようやく入国・税関審査へ進むことができました。この区間もかなり歩きました・・最後の力を振り絞って。顔認証ゲートを通過後、住民登録に必要となる入国スタンプを有人カウンターで押していただきました。その後税関審査場へ。100万円を超える現金持ち込むための書類「支払い手段等の携帯輸出・輸入申告書」を記入し、預け荷物を受け取り、税関審査へ。パスポート、携帯品・別送品申告書(別送品がある場合は2枚記入)、「支払い手段等の携帯輸出・輸入申告書」を提示しました。手続き後、それぞれの申告書のコピーを受け取り別送品に関する案内の用紙も頂き終了。

 

全てを終えて到着ロビーに出てきたのは飛行機がゲートに到着してから約3時間15分後でした~。ここまで時間がかかったのは到着便が重なったため、待ち時間が増えたことが理由です。降機までの約20分、書類チェックまでの1時間・・・この日のように到着便が多くなければお客さんも少ないはずなので検査発表にかかる時間もかなり短縮されるのではないでしょうか。あと、アプリなどの設定は出国前に済ませておいた方が断然早く終わると思いました。これから日本に帰国される方の参考になれば嬉しいです。