半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

ソムデットヤー公園とリバーサイド・トリップ

先日のチャオプラヤー川クルーズの余韻が冷めやらぬ数日後、以前から行ってみたかったトンブリー地区にある公園に行きがてら、リバーサイドドリップを楽しんできました。友人との待ち合わせに指定したのは、カオサン通りにほど近い「コンニチパン」というパン屋さんです。

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日本人とタイ人のご夫婦が経営されているという「コンニチパン」

以前、美味しいパン屋さんがカオサン近くにあると、友人が買ってきてくれたパンを食べてファンになりました。いつもは持ち帰りをしていますが、以前から店内で食べてみたいと思っていたのでこの日は念願のイートイン。

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アスパラガスとベーコンのクリームチーズデニッシュと珈琲

どれも美味しい「コンニチパン」のパンですが、私が特に好きなのはクルミとレーズンのパンと、このアスパラとベーコンのクリームチーズ入りデニッシュです。クルミとレーズンのパンはとにかくシンプルですが、やわらかなレーズンの甘みがとても良いアクセントになっていてバランスのいい美味しさです。もう一つのアスパラとベーコンのデニッシュは、美味しさがにじみ出ている見た目そのままの美味しいパンです。デニッシュの中から顔を出すクリームチーズがまた絶品で、毎回朝の9時頃に買いに行っていますが、いつも残りが少なくなっています。このデニッシュはぜひ温めて食べて欲しい一品。デニッシュ生地がサクサクで美味しさ倍増です。

コンニチパンで美味しい朝食を頂いた後は、プラアティット通りを少しぶらぶらしてから船着き場へ。
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船着き場やプラアティット通りからは、先日のクルーズのハイライト、ラーマ8世橋を望むことが出来ます。
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現在コロナの影響もあり、プラアティットの船着き場を経由するチャオプラヤー・エクスプレスはオレンジのフラッグのみでした。料金は一律15バーツです。

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オレンジ・フラッグのチャオプラヤー・エクスプレス

約10分程で船がやって来ました。船の運行状況もバス同様、こちらのアプリ↓で確認ができます。バンコクでの生活も本当に便利になった~とつくづく思います。

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とても便利なバンコク市内の交通機関に関するアプリ

目指すはメモリアル橋船着き場(ター・ルア・サパーンプット)です。夜のクルーズも夜景を楽しめて素敵ですが、昼間の船も川岸の普段の生活が垣間見れて楽しい!

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途中、ワットアルンも見えました。

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船着き場に到着。メモリアル橋を渡ってトンブリー地区へ。この日の最大の目的だった場所「Princess Mother Memorial Park(通称:ソムデットヤー公園)」へ。

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目的の公園周辺には船着き場が無いので対岸から橋を渡って向かいます。

公園までは歩いて十数分ほど。グーグルマップを頼りに公園に向かいました。ここでもコロナの影響で、幾つかある入り口のうち一カ所のみが開いていたので、私達が来た方角からは公園をグルっと1周することになりました。何カ所も入り口が閉鎖されているのを見た時は、公園自体が閉まっているんじゃないかと一瞬心配になりました。

「Princess Mother Memorial Park」は1993年に建てられ、プミポン国王(ラーマ9世)の母君シーナカリン皇太后を偲んで、1997年に故プミポン国王によって開園された公園です。ソムデットヤー公園には美しいガーデンの他に、金細工職人の娘としてお生まれになった幼少期からのこと、奨学生としてアメリカで看護学を学ばれたこと、留学先でソンクラーナカリン王子と出会われご結婚に至ったこと、後にタイの国王となった二人の王子と生活されたスイスのこと、晩年関心を持たれたタイ北部地域でのご活動のこと等が展示された2つの展示室もありました。

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公園内にあるシーナカリン皇太后の像

ソンクラーナカリン王子の平民出身の嫁から一躍、国王の母となったシーナカリン皇太后。良き理解者で姑であったシーサワリン妃にあてた手紙には「私が国王の母にふさわしくないのであれば、どうぞ王族の母を持つ方を王に選出するよう政府に言ってください」と記されていたというエピソードもあります。

タイの友人達の話を聞いていると、シーナカリン皇太后がどんなに国民に愛されていた方だったかが分かります。1995年に崩御されたシーナカリン皇太后の正式な葬儀は1996年に執り行われ、その頃、日本でタイに関係する活動をしていた仲間達と一緒にバンコクでのセレモニーに参加したのが私の思い出です。

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展示室内は撮影が可能です。

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展示室の先にあったガーデンには東屋もありました。開園の際にプミポン国王がお座りになった場所と記されていました。

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公園内にあるパビリオン

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美しいレリーフもありました。

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とても立派な樹木が公園のあちらこちらに。

こちら↓はシーナカリン皇太后生誕100年を記念して2000年10月21日に発行された記念10バーツ硬貨。裏面には皇太后の紋章が描かれています。

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公園を後にする頃、ちょうどお昼の時間になっていたのでウォンウェンヤイ近くの飲茶屋さんへバスで向かいました。

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あっさり味で美味しかったパクテー

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えび子がのった点心がお気に入り。たらこを食べている感覚でした。

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とろ~りSalted eggが入ったサラパオも美味しかったです。

飲茶ランチの後は最終目的地、友人リクエストのアイコン・サイアムに入居する京都発の珈琲店「%Arabica」へ。その途中、今日本でも話題のグッチとドラえもんのコラボのポップアップ・ストアがアイコン・サイアム内に出来ていました。

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ドラえもんファンが多いタイでも人気のグッチとドラえもんコラボ

そして「%Arabica」に到着。洗練されたオシャレな空間↓

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いつもはアメリカーノを良く飲みますが、こちらは酸味が強めというご説明だったので、苦手な私はカプチーノをオーダーしてみました。普通に美味しかったです。

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リバーサイドのワンデートリップ、行きたかった場所にも行けたし、普段なかなか足をのばさない場所へも行けた大満足の一日でした。リバーサイドはやっぱりいいな~。