半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

祝「天外者」キネマ旬報 読者選出日本映画賞・監督賞受賞。私は断捨離中。

前回の投稿から少し間があいてしまいました。

その間2月4日、第94回キネマ旬報ベストテンの表彰式があり、三浦春馬くん主演の映画「天外者」が読者選出の日本映画一位に、そして田中光敏監督が読者選出日本映画監督賞に選ばれました。限られた時間と予算、配給会社もなかなか決まらないなど様々な困難を乗り越えて公開となり、春馬くんファンや「天外者」に感銘を受けた人達の声が届いての今回の選出・・・春馬くん、田中監督、天外者にかかわられた全てのスタッフ・キャストの方々の思い、そしてファンの思いの連鎖が、こうして様々な奇跡を起こしているんだと感じています。本当に素晴しいこと、かけがえのないことです。田中光敏監督の春馬くんへの温かいお言葉にいつも感謝の気持ちでいっぱいです。本当に、本当におめでとうございます。

 

 

 

ここ数日は引っ越しに向け、本格的な断捨離をしていました。タイに住み始めて約25年、引っ越しをしたのはたったの3回。今のお部屋には20年近く住み続けて来たので、モノがあふれんばかりになっていました。数日前、タイ人の友人を数人自宅に招き、売るほどではないけれど捨てるのは勿体ないモノの中から色々引き取ってもらったり、売りたいモノを買ってもらったりなど、かなり断捨離がすすみました。まさか売れるとは思わなかったモノまで希望以上の価格で買い取ってもらえたので、改めてタイ友のネットワークに感謝でした。部屋の中にかなりの空間ができ、久しぶりに私の部屋の本来の形が見え新鮮な感覚すらあります。

そしてその数日後、バンコクで有名な買い取りの女性(日本人専用で買い取りをしている方)の一人に自宅に来ていただく約束をしていました。私が来ていただいたのはプンさんという女性とお連れの男性の方です。出来れば洋服やDVDプレイヤー・DVD他などを引き取って頂きたかったのですが、今はなかなかモノが売れず有り余っているということで、買い取ってもらえたのは4点のみでした。涙 これならタイ友のネットワークの方が買い取ってもらえる確率が高いかもしれません・・・。

断捨離をしながら、思いだしていたのは今年の初回放送の「せかほし」で、幸せなおうち空間作りといった内容でした。その中で「家は私の人生そのもの。思い入れのないものはひとつもない」と言う言葉がとても素敵で、私自身もそうだと思っていました。でもいざ断捨離をすすめてみると、そうでないものが多く自分でも驚きました。結構簡単に手放そうと思えるモノの多いこと・・そんな風に思うモノばかりを持っていた自分が少し淋しいような、でも簡単に身軽になれる自分に意外性を感じたり、断捨離を通して新たな発見をしたような気分にもなりました。

 

 

死生観を歌った藤井風さんの「帰ろう」たくさんのメッセージが込められた歌です。昨年、春馬くんが旅立った時、コロナ禍で皆が大変な時、私がこれからの事を考えた時、大きな決断をした時、寄り添ってくれた楽曲の一つでした。断捨離をしている今もそうです。