三浦春馬くん主演映画「恋空」期間限定上映中 @House Samyan バンコク
今から13年前、17歳の三浦春馬君が新垣結衣ちゃんとダブル主演し、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した映画「恋空」がタイのバンコクの映画館「House Samyan」で今月15日から期間限定で上映されています。
Fah Thaiも絶対大きなスクリーンで観たいと思い、すでに2回ほど行ってきました。今回、「恋空」が上映されている映画館はSamyan Mitrtownという商業施設の5階にあります。
1回目(上映を開始してすぐ)に行った際はチケットと一緒にこんなカードも配られました。わざわざ今回の上映にあわせて作られたカードのようで、春馬くんが演じたヒロが一番好きな川原での美嘉との2人だけの結婚式のシーンのイラストです。
ここタイにもたくさんの春馬くんファンがいて、今回の13年ぶりとなる映画館での上映はファンの気持ちに答えてくれた形です。
映画の冒頭、三浦春馬の名前が出ただけで涙が溢れそうでした。17歳の春馬くんが等身大の高校生ヒロを演じている姿がとてもまぶしかった。
美嘉「やっぱりヒロは川みたいだね。どんどん前だけに進んでいくの」
ヒロ「川より空になりたい。そしたら美嘉がどこにいてもすぐにわかる」
色んなモノを巻き込んでどんどん前へ進む川のよう・・・美嘉がヒロを例えた表現がまるで春馬くんの事を指しているよう。たくさんの事を成し遂げながらどんどん前へ進んで突然旅立ってしまった春馬くん。たくさんの人達の心を奪い、巻き込み空へ帰って行った・・・そんな気がします。
映画の中で聞こえるヒロの笑い声や笑い方が、春馬くんそのもので、心が温かくなったり切なくなったりしました。この時から全く変わらない笑い声、笑う顔はヒロと春馬くんが重なった部分でした。この映画から13年の間に多くの経験を積み、たくさんの事を成し遂げ、顔つきも徐々に大人びて30歳にしてこれほどまでに大人の男性の色気が出るものなのか・・というほど素敵な男性、俳優・表現者になっていた春馬くん。でも彼の笑顔や笑い方は全く変わっていなくてとても愛おしくなりました。
恋空のなかで私が一番好きなヒロの笑顔・・みかんキャラメルを食べた後のシーンです。そして一番心に残る、一番好きなヒロの表情のシーンです↓ 余命3ヶ月のヒロに「結婚して」と、お願いする美嘉に「やるよ。お前のほしがるモノだったらなんだってやるよ。」というとても優しく愛情あふれるヒロの表情が大好きです。
そして最後のエンディングロール。夕空に春馬くんの名前・・・たまらない気持ちになりました。夕空はヒロ(春馬くん)が照れている証拠だったね。ヒロが撮ったたくさんの美嘉の写真も共演者の写真をよく撮っていた春馬くんにを思い出しました。
映画のエンディングロールが終わって場内の明かりがついても、しばらく誰も立ち上がることはありませんでした。そしてむせび泣く声が響いていました。
届いてますか、春馬くん。あなたはこんなにも愛されています。
主題歌のMr. Childrenの「旅立ちの唄」もヒロから美嘉へのメッセージ、春馬くんから私達へのメッセージ、私達から春馬くんへの思いを代弁してくれているようで涙涙涙。この「旅立ちの唄」について作詞・作曲の桜井さんのお言葉。
13thアルバム『HOME』完成直後に生まれた楽曲。『恋空』の主題歌のオファーが来たのはその後のことだったが、「まるで原作を読んでからつくったような感じがすごくしたので、大げさじゃなく、運命的な出会いのような気がした」
引用元:ウィキペディア
怖がらないで 手当たり次第に灯り点けなくても
いつか 一人ぼっちの夜は 明けていくよ
転んだ日は はるか遠くに感じていた景色も
起き上がってよく見ると なんか辿り着けそうじゃん君の大好きだった歌 街に流れる
それは偶然が僕にくれた さりげない贈り物Ah 旅立ちの唄 さぁ どこへ行こう?
また どこかで出会えるね ah
とりあえず「さようなら」
自分が誰か分からなくなるとき 君に語りかけるよ
でも もし聞こえていたって 返事はいらないから大切なものを失くして また手に入れて
そんな繰り返しのようで その度新しくて
「もうこれ以上 涙流したり笑いあったりできない」と言ってたって
やっぱり人恋しくて今が大好きだって 躊躇などしないで言える
そんな風に日々を刻んでいこう どんな場所にいてもAh はじまりを祝い歌う最後の唄
僕は今手を振るよ ah
悲しみにさようなら
疲れ果てて足が止まるとき 少しだけ振り返ってよ
手の届かない場所で 背中を押してるからAh 旅立ちの唄 さぁ どこへ行こう?
また どこかで出会えるね ah
とりあえず「さようなら」
自分が誰か忘れそうなとき ぼんやり想い出してよ
ほら 僕の体中 笑顔の君がいるから oh
背中を押してるから でも返事はいらないから いらないから
不思議なんだけど、春馬くんが旅立ってから「死」をこれまでよりもずっと身近に感じるようになって怖いと思うことがなくなった。死にたいって事ではないけれど、春馬くんが待っていると思うと怖くない。
またどこかで出会えるよね、春馬くん。だから今はとりあえずの「さようなら」だけ。
追記:ここバンコクの紀伊國屋でも春馬くんの著書「日本製」が販売されました。取り扱い部数はそれほど多くないようなのでもうすでに売り切れの可能性はありますが。海を渡ってタイまで来てくれた春馬くん、ありがとう。