半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

記憶に残る作品・表現者・番組

29日からずっと春馬くんに関する話題が多くて嬉しいです。Fah Thai自身も春馬くんの作品を観て、表現者三浦春馬漬けになっていました。ここ数日間観ていたのは

  • 僕のいた時間
  • 永遠の0

「永遠の0」を観たのは初めて、「僕のいた時間」も今回のように初めから最後まですべて観れたのは初めてでした。どちらも本当に凄い作品で、作り手の思いが私の中に入り込みなかなか抜け出せませんでした。作品を観ただけの人間がこんな風に思うのなら、演じた本人はどうなってしまうんだろうと感じた2作品。特に春馬君は普通よりも役から抜けるのに時間がかかったと聞いたことがあります。「僕のいた時間」は春馬君が企画を持ち込んで全身全霊で演じた作品。彼が演じた澤田拓人の、家族、そして生きることへの葛藤に共感する部分と本人でなければ分かりえない部分があり、涙なしでは観れませんでした。内容も澤田拓人も、彼を演じた三浦春馬くんもずっと記憶に残る本当に素晴らしい作品です。そして「永遠の0 」戦争の時代を生きた人たちの思い、日本の未来、家族の未来への願いを、今を生きる人間として受け取らなくてはと思える、素晴らしい作品でした。早く実家に帰って父と母から昔の話や私たちに伝えておきたい事を聞きたい衝動に駆られました。

 

この1週間に話題に上がった春馬君の作品に関する事を少し。11月29日は、日本映画際ハウス・エディションで「アイネクライネナハトムジーク」を観ました。出会い方よりも、毎日を一緒に重ねていくことでいつか「出会ったのがこの人で良かった」と思えることの方が大切で、何気ない毎日の中にも奇跡がある・・そんなことを思える素敵な映画です。

30日は春馬くんの主演映画「天外者」の試写会&舞台挨拶が東京で行われ、監督・共演者の方々の春馬くんへの思い・作品への思いを伺うことができ、感動しました。春馬くんが自分の代表作にしたいと全身全霊で作り上げたこの作品・・・春馬くんも舞台挨拶に立ち、自ら自分の作品に対する思いや五大友厚として生きた思いを伝えたかったであろうこと、それが叶わなかったことを考えると涙が止まりません。

こちらの田中光敏監督のインタビュー記事を拝見し、春馬くんがどれだけ五大友厚として「天外者」という作品にかけていたかが窺えました。

news.yahoo.co.jp

時代劇での主演が初めてだった春馬くん。殺陣は舞台やドラマ「サムライ・ハイスクール」でも経験済みだったけれど、過信などせずいつも努力を続けていた春馬くん。以前AERA dot.の記事でこんな春馬くんの言葉を拝見しました。

これまで自分の演じてきた経験が、周囲に対する信用にはつながっても、実績にはならないのが俳優業だと思っています。年齢を重ねていくと、演じられる役の幅は増えていくけれど、毎回違う人間なので、『過去にあれができたから、今回も大丈夫だろう』とはならない。キャリアに甘えないように、いつも挑戦していたいです

なんて凄い人なんだろうと思いました。物事を客観的に見ることが出来ていて謙虚でまっすぐで。春馬くんの言っていた言葉は俳優業のみならず、すべての職業に言えることだと思います。彼の言葉にはいつも考えさせられます。そして春馬くんは未来を見据えて行動を怠らなかった努力家で本当に希有な逸材です。

「天外者」に関する記事には薩摩藩の武士であった五大友厚ならどのような殺陣をすべきか・・・とまで春馬くんが考えていたとありました。大河ドラマ「西郷どん」で西郷隆盛を演じた鈴木亮平くんと、昨年の3月頃に殺陣の稽古をした事をインスタグラムで明かしていた春馬くん。あの時も秋にクランクインする予定だった「天外者」のことを見据えて、薩摩の武士を演じた亮平くんから何かを学ぼうと思っていたんじゃないかと勝手に想像したりします。

f:id:fahthai:20201204124959j:image

また、五大友厚が藍染めを広めることに尽力をつくされた方だったから、作品の中で使用するハンカチを藍染めのものにしてもらえないかと春馬くんが提案されたと。しかも五大友厚に関係のある方々が藍染めをされているから、それを使って欲しいと提案を受けたというお話も・・。そういったところにまでこだわって監督・スタッフ・キャスト達と作り上げようとしていた春馬くんの凄さ。春馬くんがこれまでずっと挑戦し続けてきたことが「天外者」という作品の中で作り手の一人としても輝いていると思います。春馬くんがすべての都道府県を訪れて日本の素晴らしい職人・作品を紹介し完成させた著書「日本製」と通ずるものも感じました。

ラストシーン部分の編集を見て涙したという春馬くん。全身全霊で五大友厚を演じ、「天外者」という作品を作り上げた三浦春馬くん。公開はいよいよ12月11日。現在まだタイに住んでいるFah Thaiは映画館で見ることは叶いませんが、見ることが出来る日が来たら必ず観ます。今はより多くの映画館でより多くの人達に観てもらいたいという気持ちでいっぱいです。

 

12月1日はAAA「Act Against Anything Vol.1 The Variety 27」が開催され、ネット上の多くのツイートを拝見しました。残念ながら観ることは出来ませんでしたが、皆さんのツイートから、今回AAAを開催するにあたり、関わったすべての人達の思いが伝わってくるようでした。春馬くんの意志が受け継がれ、多くの人達の助けになる活動が更に広がっていくことを望まずにはいられません。

 

昨日は「天外者」の大阪での完成披露イベントが行われました。そこでも新たな春馬くんとのエピソードを監督・キャストの方々から伺う事が出来て嬉しかったです。なんと吉村大阪府知事も「天外者」出演されていることが発表されました。嬉しいサプライズでした。

昨日は「せかほし」放送の日でもありました。昨日は紙の世界・・本当にときめく番組です。そしてやはりどこか春馬君を感じることもできる番組です。

そして今夜9時からの金曜ロードショーでは、実話に基づいた映画「こんな夜更けにバナナかよ」が放送されます。最近専門チャンネルでも放送されていましたが、地上波では初放送となります。この作品で春馬くんは筋ジストロフィーを患う主人公をサポートするボランティアをしながらも悩める医大生を見事に演じています。Fah Thai個人的にはロケ地として使われた北海道大学のキャンパスも北海道を訪れる際には必ず行く大好きな場所なので、今回はそういった部分も楽しみに観ようと思います。

 

そして6日にはファミリー劇場で「TWO WEEKS」、13日には同チャンネルで「サムライ・ハイスクール」が一挙放送されます。年明けて1月2日にはガリレオ・エピソードゼロがチャンネルNECOで放送予定です。春馬君の多くのすばらしい作品が多くの人達に届くことを願っています。もちろんFah Thaiもまだまだ彼の残した素晴らしい作品を彼の思いを感じながら観ていきたいと思います。