半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

人生2度目! アンコール遺跡群への旅&アマンサラ滞在 ②

シェムリアップ滞在の1日目、夕方から早速遺跡巡りに出かけました。アマンサラの滞在費にはツアー代も含まれているので、日本語ガイドさん、車&運転手さんはアマンサラホテルが手配しておいてくれます。

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遺跡ツアーに連れて行ってくださったアマンサラの運転手さんとジープ

この日、まず訪れたのはタ・ネイという森の奥深くにひっそりと佇む寺院でした。ガイドさんによると、通常アンコール遺跡のツアーにはタ・ネイは含まれておらず、このアマンサラのツアーは特別と言うことでした。確かにその時も私達以外は全く人がいませんでした。その静かな佇まいが途中から降り出した雨と共に、この寺院を更に神秘的にさせていました。この寺院を訪れる観光客がほぼいないせいか、タ・ネイまでの道もまだ整備されておらず、後から考えるとジープで連れて行ってくださった事に納得しました。

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密林の奥深くに佇む神秘的なタ・ネイ寺院

昼間でもあまり日が当たらない密林の中にあった為、この遺跡の発見は遅かったとのこと。また、修復された他のアンコール遺跡とは違い、建物が崩壊した様子や苔に覆われた、発見された当時の佇まいを目にすることが出来きます。修復・整備がされていなかったので、中を歩く際は十分注意する必要がありますが、今回巡ったアンコール遺跡の中で一番記憶に刻まれた寺院となりました。

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日本のガイドブックにはほとんど紹介されていないというタ・ネイですが、私が持っていた地球の歩き方「アンコール・ワットとカンボジア2004~5年度版」の1つの地図にその名前だけは載っていました。

タ・ネイ寺院の見学を終えてジープに戻ると運転手さんがおしぼりを用意して待っていてくれました。嬉しいサービスでした。

次はアンコール・トムのバイヨン寺院に向かいました。アンコール・トムとは大きな町という意味で周囲12キロに及ぶ高さ8メートルの城壁に囲まれているエリアです。そしてその中央にバイヨン寺院があり、そこから北上した位置に王宮があります。今回はバイヨン寺院のみ見学しました。

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バイヨン寺院の回廊の壁面には当時のクメール軍とチャンパ軍の戦闘や、人々の生活の様子が細かく描かれており、興味深く見るのと同時にその丸みを帯びた美しいレリーフに感動しました。どうやって描くことができたんでしょうか。

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至る所に微笑みをたたえた観世音菩薩の四面仏が建てられているバイヨン寺院。その姿に圧倒されます。一説には戦士を表す葉飾り付きの冠を被っていることから、アンコール・トムを建設したジャヤーヴァルマン7世を神格化して偶像化したものであると言われてもいるようです。写真のように開口部をフレーム代わりにして鑑賞するのもお勧めとガイドさんが教えてくれました。

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アンコール・トムの周辺には猿やアヒルがいてのどかな雰囲気でした。見学を終え車に戻ると運転手さんがまたおしぼりと冷たいココナッツジュースを用意して待っていてくれました。ちょうどのどが渇いていたのでとっても美味しく頂きました。

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第1日目の遺跡巡りはここまで・・ホテルへ戻りました。部屋に戻るとアロマキャンドルが焚かれ、バスタブには熱いお湯、そしてジャスミンの花が浮かべられていました。

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友人がお風呂に入っている間、私はコートヤードでアンコールビールを飲みながら今日巡った遺跡の復習を・・・。笑 10年前に遺跡巡りをした際も同じガイドブックを使ったので、改めて中を見ると前回巡った遺跡に印が付けられていて、少しずつですがその時のことが思い出されてきました。

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お風呂にも入り、しばらくゆっくりした後、ディナーの時間となったのでダイニング・ルームに向かいました。

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前菜・メインなどいくつかチョイスがありその中から好きなメニューを選ぶことが出来ました。私はサラダとお魚を白ワインと共に頂きました。夜のダイニング・ルームの雰囲気もとても素敵で優雅にディナーを頂くことが出来ました。食事も美味しかったです。

 

シェムリアップの夜はゆっくりと静かに更けていきます。アンコール遺跡の旅は2日目に続きます。