半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

一発太郎「卒業旅行~ニッポンから来ました」

最近懐かしい映画を幾つか見ました。ゴールデンウィーク中にも専門チャンネルで放送されていた「踊る大捜査線」シリーズ、やはり見ちゃいますね~。大ファンと言うほどでもありませんでしたが、織田裕二さんが好きでドラマや映画を昔よく見ていました。もちろんドラマの踊る大捜査線も。織田裕二さんで久しぶりに観たくなった映画が、「卒業旅行~ニッポンから来ました」です。ちょうどFah Thaiがタイに行こうか迷っていた時期にに上映された映画で、凄くワクワクしたのを覚えています。ほぼ全編タイでロケが行われた映画、タイの風景やタイ語(少し変えた言葉もあるが、チトワン語としてタイ語を話している。)も楽しめます。日本の俳優さんがそれらしくタイ語を話す姿も面白いし、ちゃんとタイ語に聞こえるのも楽しめた映画。

あらすじ

卒業旅行で東南アジアの小国チトワン王国にやってきた、遺跡が大好きな冴えない大学生・三木靖男。彼は桃山百夫という怪しげな男にだまされ、「一発太郎」という芸名で“外タレ”としてデビューさせられてしまう。酒と麻薬を飲まされ、ピンクレディーの『ペッパー警部』を振りをつけて歌うが、意外なことにそれがうけ、彼はチトワン王国の国民的アイドルになってしまう。すでに決定している日本での就職とスター「一発太郎」としての生活、どちらを選ぶかで揺れる靖男。そんな時、チトワン王国軍の幹部ヨーケンの妹ムイから求婚される。日本に帰国しない靖男を心配して恋人の令子もチトワン王国にやってきた。 一発太郎、靖男が選ぶ道は・・・。

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最近ではクールでかっこいい役が多い織田裕二さんですが、この映画ではハチャメチャで、見事なはじけっぷり。凄~~く面白い!!今はなかなか、こんな突拍子もない映画はない気がします。この映画が制作されてから約25年、タイ、特にバンコクは かなりのスピードで近代化され、映画に出ているようなタイのイメージと違う部分も多いですが、25年前のバンコクは日本食のお店もほとんどなく、気軽に日本へ旅行する事も出来ず、日本に対してちょっとずれた部分もあったように思います。今この映画を見るとその頃を思い出しとっても懐かしいです。

 

そして今夜フジテレビで「今夜、ロマンス劇場で」が放送されます。地上波初ということです。私はこの映画をバンコクで観ました。珍しく日本で上映されている時から気になっていた映画です。この映画は映画制作に関わる人々や映画を愛する人達に捧げられた映画のように感じます。所々に~に対するオマージュではないか・・と感じる映画でした。例えば「ローマの休日」「オズの魔法使い」「ニューシネマ・パラダイス」「君に読む物語」「タイタニック」など。笑いあり、涙あり..最後の30分間は泣きっぱなしでした。本当に素敵な映画でした。この映画には、陰の主役が存在していました。私にとってはその人が主役のように感じました。

そして何よりこの映画を観に行ったから「坂道のアポロン」に出会えました。千太郎、中川大志くんという素晴らしい俳優さんに出会うことが出来ました。だから「今夜、ロマンス劇場で」に感謝感謝なのです。