半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

G線上のあなたと私 第7話

 相変わらず2週間遅れですが、G線上のあなたと私第7話、しっかりふり返りたいと思います。以下第7話ネタバレです。

 

第7話・・始まりと同時に通常エンドロールに流れるキャストやスタッフの名前が出てきたのを見たとき、この回は何か更に特別な回になりそうな、また神回になりそうな・・そんな予感でいっぱいなりましたよね!

結愛とばったり会った理人と也映子。理人は也映子の手を離さなかった。が、也映子は理人の慌てて手を振りほどき、その場を立ち去る。

也映子「あっ、ちがうの、ちがうの。私、最近なんかちょっと情緒不安定でさ。ごめん、変な風に見られちゃって・・また練習で会おう。新しい弓買ったからめっちゃいい音出すぞ。覚悟しとけよ。」

↑焦りすぎて言動や行動が変になっている也映子さんが本当に可愛かった。自分の顔が赤くなっているじゃないかと、気にする仕草とか・・・

也映子「なにふわふわしてんだ。こっちは大人だぞ」

f:id:fahthai:20191209085442j:plain

ある朝の北河家。この日は多実ちゃん模擬試験の日でもあり、ディナークルーズの日。多実ちゃんや義母のサポートを頑張る幸恵さん。夫や義母にいろいろあてにされて大変な幸恵さん・・朝からてんてこ舞い。そんなこんなで多実ちゃんの受験票を忘れてしまう。なんとか試験は受けられたが、ショックからディナークルーズに向かう途中、行きたくないという多実。それぞれ言いたいことを言って幸恵を困らせる義母、夫。幸恵さん、大変な状況なんだけど凄くコミカルな部分もあって大好き!

カラオケルームでの練習に集まる予定だった3人。幸恵は風邪をこじらせ参加できない。同時に落ち込んでいる多実をサポートしたいと言う思いだった。多実は幸恵が計った体温計を見て幸恵に熱があることを知る。

f:id:fahthai:20191209085529j:plain

↑ 多実ちゃんも反抗期に入ってぶっきらぼうだけれど本当にお母さんの事を気にかけている、良い子ですね。

加えて実技テストを控えていて大変そうな様子の理人の様子に、3コンの延期を提案する也映子。俺らばかり忙しいとまたあなたへこむでしょ・・と言う理人に

也映子「ふはあはは、まぁ、確かに。前はね。今は違うよ。2人とも頑張ってるな~って思ったら、じゃぁわたしも頑張ろうって思える」

f:id:fahthai:20191209085600j:plain

↑ この3人の関係もどんどんいい物になってきていて、ただ一緒にいて心地いい関係からお互いを通して前を向こうと思える関係になっているのを、也映子さんが言葉にしています。本当に素敵な関係ですね。理人くんが也映子さんに向ける視線がとても優しい。どんどん優しくなっています。その変化をちゃんと分からせる凄い演技!

そしてようやく也映子の就職が決まった。新しい職場で奮闘する也映子。理人も実施研修が始まり忙しくしていた。気がつけば3ヶ月が経っていた。

ある日、真於がいつものおそば屋さんに行くとそこには理人が。手の病気について、今までとは違い治療の効果が出ている、音大時代の先輩に誘われ演奏会に出てみようと思っていることを告げる眞於。絶対聴きに行くと言う理人に、眞於は緊張するから絶対来ないでという。

理人「眞於さん、俺が行ったって緊張なんかしないですよ」

眞於「するよ~!」

↑ あれ、これってもしかして眞於さん、理人くん事・・と思った2回目の瞬間でした。1回目は第3話で侑人が眞於に理人と付き合うつもりなのか聞いた時、「そんなこと出来るわけ無いでしょ」と行った時でした。

理人「あの、もしなんか。俺じゃ、まだ何のアドバイスも出来ないけれど、手のことで愚痴とか心配事とかあったら聞きます。こういう話、多少専門的な事が分かっている人間の方が話しやすいと思うから・・。よくなって欲しいと思ってます。昔から知っている人間として」

眞於「ありがとう。やだな、なんか急に大人になったね」

f:id:fahthai:20191209085637j:plain

↑ この時の理人くんの目、眞於さんを見る視線・・・これまでとは全く違いました。これまでは切ない、手の届かない人を恋い焦がれる視線でしたが、この時もう違っていましたね。自分の心に誰がいるのか、確信しているからこそのこの表情。凄いな大志くん!

理人に弓を譲ると言っていた也映子は、なんとか時間を合わせて渡そうとするが、理人の実習が延びたり、也映子が仕事を抜けられなくなったりとなかなか会うことができない。

実習の休憩中の理人と結愛。「理人のことが好きなんだけど」と伝える結愛。

理人「俺は清水の気持ちには応えられません。すみません。だから我慢してバイオリン好きとか言わなくていいよ」

結愛「ちがう。私が我慢してたのはバイオリンじゃなくて、理人がバイオリンに向かってる時間だよ。だって、その時間私に向けてもらえるならって思うじゃん。だから興味あるふりして待っていたんじゃん」

理人「清水は俺じゃなくて、別の人と時間を使った方がいい。その方がきっと楽しい。前に俺もそう言われて実際そうだったから分かる。ごめん」

f:id:fahthai:20191209085712j:plain

↑ これまで結愛の態度にやはりぶっきらぼうな態度をとっていた理人くん。でも結愛の告白に本当に誠実に断る理人くん。本当に素敵でした。ここで理人くんの也映子さんに対する思いが100%見えました。そして先ほどの真於さんと理人くんのおそば屋さんのシーンでの理人のくん視線を再確認して、おお~~凄いとなるのでした。それにしても理人くん紫色がとてもお似合いです。髪のみみかけも可愛い。

教室に忘れ物を取りに戻った也映子は、バイオリンの練習をする真於の姿を目にする。ちょうど同じ頃、自宅で勉強中の理人を呼ぶ兄嫁芙美の声が聞こえる。「理人く~ん、理人く~ん、理人く~ん」その呼ぶ声をきいて理人は也映子が来たと思い、下りていく。しかし、そこにあったのは也映子の姿ではなく。也映子から送られてきたものだった。

f:id:fahthai:20191209085741j:plain

↑ この時の理人くんの表情も凄くいい。「理人く~~ん」と呼ぶ芙美さんの声を聞いて「(也映子さんが)来た!」と無意識に思ってしまった(期待してしまった)理人くんの心にはやはり也映子さんが・・。

バイオリン教室・・就職が決まった也映子に真於はバイオリンを続けてくださいねと言う。あとの2人はやめてしまったが、自分は続けると答える也映子に眞於は3人の関係が羨ましかったと伝える。

眞於「お互いのことを知らない、変なしがらみもない、たまたまここで会っただけ・・そういうとこから始められてあんな風になれるって羨ましいです、凄く。そんな風に出会っていたら違っていたのかな・・。あ、ずるいですよね。自分でも分かってます」

↑ 眞於先生の理人くんへの思いが明るみに!!理人くんの視線が也映子さんに向けられたと同時に眞於先生の視線が理人くんに向けられるなんて・・なんというタイミング・・

「あれは、やっぱりあれだよな・・」バイオリン教室を出ようとする也映子に理人から電話が入る。

理人「弓!送られてきたんだけど!」

也映子「お~届いた?」

理人「あれ、梱包やりすぎですよ」

也映子「だって、壊れて届いたりしてたらやだし」

理人「だったら直接渡してくださいよ」

也映子「忙しそうだし、今。なんか、呼び出すのも悪いなって思って」

理人「こういう時は来ないのな」

也映子「え?」

理人「弓だけ送ってくるって何?」

理人はバイオリン教室の外まで来ていた。也映子はバイオリン教室のエレベーター前にいる。沈黙が続いた。

理人「今から会える?」

理人のその言葉と共にバイク音が聞こえる。電話から聞こえるバイク音と也映子がビルの外から直接聞いたバイク音が繋がった。答えられない也映子。

f:id:fahthai:20191209085821j:plain

理人「あ、じゃぁ、明日も早いから・・。弓、ありがとうございました」

也映子「え?」

理人「え?」

也映子「うん、じゃね」

理人「じゃ」

・・・・・・・

理人「即答しろよ。こえ~よ」

也映子「あと、0.5秒早く答えられていたら・・・」

f:id:fahthai:20191209085943j:plain

↑ 弓だけを送ってきた也映子さんに納得が行かず、バイオリン教室の外まできてしまった理人くん。仕事や学業で会えない日々が続き、ずっと也映子さんにあいたかったんだよね、理人くん。理人くんの思いがあふれ出したシーンでした。也映子さん、この時素直に「いいよ」とか、もっと言えば「会いたい」って言えていたら、お互いの気持ちを言葉で態度で確認出来たのに・・とても切ないシーンでした。2人がとてももどかしくて切なくて第7話の一番好きなシーンです。

夫との電話中、落とした多実の洗濯物を踏み、足を滑らせて階段を落ちた幸恵さん。あ、痛たた~といいながら多実を塾に送ると言う幸恵に、

多実「いいよ、もう。うざい!服なんか自分で洗濯機入れるし、塾だってバスで行けるよ。お母さん、大丈夫大丈夫っていつも全然大丈夫じゃないじゃん。熱あっても平気なふりするし、もうこっちは勝手にやるから、お母さんも痛かったら勝手に病院行って!」

由実子「本当にねぇ。いつもいつも家族の為に犠牲になってますって顔されるとこっちがうんざりするのよね。あなたも自分の好きなようにすればいいのよ」

↑ 多実ちゃん、ぶっきらぼうだけれどお母さんを気遣ってのこの発言。いつもちゃんとお母さんのことを見ていて、気にかけてあげてて偉いな~。幸恵さんも小さい頃を思い出しながら、大人になっちゃったな~と嬉しそうでしたね。義母の由実子さんも幸恵さんを解放させてあげようとしてるし。

ある日、コンサートに行った義母からも塾に行った多実からも迎えに来なくていいと言われ、自由な時間ができた幸恵は偶然、眞於が出演する演奏会のポスターを目にする。ステージで演奏を始めた眞於、そこで幸恵が目にしたのは・・。

演奏会の翌日、バイオリン教室で眞於は自分のバイオリンを也映子に譲りたいという。どうしてですかと問う也映子に、「演奏会で自信がつき、演奏家としてやっていこう思うのでバイオリンを買い換える」と答える眞於。

「自宅に眞於が家にきた、お前に会いにきたんじゃないのか」と理人に侑人から電話が入る。「会って話を聞いてやってくれないか、頼む」という侑人に

理人「俺は、俺に何か出来るなら行くべきだし、正直行ってあげたいとも思う。でも、ごめん兄貴・・俺もう違う・・俺もう違うんだわ」

↑ 真於さんの事を気遣いながら、でもお兄さんにも自分の気持ちをはっきりと伝えた理人くん。かっこよかった!

バイオリン教室にやってきた也映子の目の前に幸恵が・・。喜ぶ2人は眞於先生が講師を辞め、連絡も取れない状態だと知らされた。理人も連絡をうけ駆けつけてきた。幸恵は演奏会でまったく演奏が出来なかった眞於の様子を話す。それを聞き、眞於は手の病気だったが、最近は回復に向かっていたようだったと話す理人。なぜ眞於がバイオリンを譲りたいといいたのか理解する也映子。とにかく会いに行こうという幸恵の提案に眞於のマンションへ向かい始めた3人。

也映子「待って。私達3人で行ったら真於先生、先生の顔になっちゃわないかな。たぶん今先生に必要なのは何にもなくなっちゃった自分の、なくしちゃった過去の事も、今の事も全部知っててくれて、受け止めてくれる人だとおもう。それはあなただ思う。あなたしかいないと思う。だから今は理人くんが一人で行くべきだと思う」

理人「でも、俺が今一人で真於さんの所へ行ったら別の意味がうまれちゃうでしょ。それは違う。俺は、今はあなたの・・」

也映子「全部、人間愛だよ。恋と愛とかばかりじゃないよ、私達の間にあるものって。私達ってこの3人だけじゃない。真於先生も含めてだよ。ここは人間愛で繋がってんの。ラブソングはラブソングでも人間ラブの方。ね、私達の間にもありますもんね、ここめちゃ熱いものありますもんね」

幸恵「あるよ。でもね也映子ちゃん」

也映子「ほらね!本当いい、こういう関係って本当最高。ラブ&ピースだよね」

理人「ふざけんなよ、こんな時まで・・俺は」

也映子「やだよ。あなたの少なくとも人生の4分の1は思い続けて来た人でしょ。その人が一番苦しいときに知ってて行ってあげないあなたはやだよ。それに今行かずに、もし眞於先生と会えなくなったらこの先理人くん自身が一生後悔することになると思う。それってたぶんきついよ。私眞於先生のバイオリンが好きで、眞於先生のバイオリンに救われたの。今おぼれて息ができなくなっているのは眞於先生だよ。助けに行ってあげて欲しい」

f:id:fahthai:20191209090142j:plain

↑理人を眞於先生の元へ行かせようとした也映子。自分の気持ちがはっきり分かっているからこそ行きたくなかった理人。そしてそれをしっかり也映子に伝えようとした理人、でもそれを遮ってまで恩人である眞於先生を救って欲しいと懇願する也映子・・と同時に理人が好きだからこそ、これまで思い続けて来た人が弱っている状態でいるのを見過ごして欲しくないという思い。その思いを受け取って眞於の元へいく理人・・。色んな思いが交錯する圧巻のシーンでした。

眞於の元へ向かった理人。カラオケルームの也映子と幸恵。もし理人につきあって欲しいと言われたらどうするという幸恵の問いに也映子は「つきあいます」と即答する。じゃ、どうして理人を眞於の元へ行かせるのかと聞く幸恵に

也映子「あの人、暗いし、素直じゃないし、口悪くってズバズバ言うくせにヘタレで、言動が若すぎて、見てて痛~~~って思うとこばかりです。けど、でも、いやんなるほど人の事よく見てるし、めちゃめちゃ優しいし、絶対弱っている人の事、見過ごすことの出来ない人です。そういうとこ、無くしてほしくない」

↑ 也映子の理人くんに対する思い、本当に素敵です!!

也映子「痛い、胸が痛い。・・・幸恵さん、痛いです。なんですか、これ・・やだ、こんなの。苦しい・・息が出来ない・・」

幸恵「だからもう・・バカね也映子ちゃん」

これが泣いてすがる人の感覚なのかもしれない。体中の細胞が行かないでっていってた。

f:id:fahthai:20191209090234j:plain

↑ 予告で見たときから本当に切なかった。恩人の眞於先生、そして理人くんを思うからこそ理人くんを眞於先生のもとへ行かせた也映子さん。だけど、それによって自分がこんなに苦しむなんて・・改めて自分の理人くんへの気持ちに気がついた切ない場面でした。そんな也映子さんを抱きしめる幸恵さん。幸恵さ~~~ん。

眞於に電話する理人。マンションに着き呼び鈴を鳴らす理人。眞於の名前を呼ぶ理人。ドアを開け、出てきた眞於。理人を部屋の中へ・・・。

「え~~~~!どうなっちゃうの~~」という感じで第7話が終わり第8話に続く・・となりました。凄かったですね~、第7話。最後に流れたSabotageのアコースティックバージョンもすごく良かったです!

f:id:fahthai:20191209090738j:plain

 

「G線上のあなたと私」の魅力について、色んな方々がその魅力に書いてくださっているので本当にうれしい限りです。あと2話となってしまいましたが、もっともっと多くの人達にこのドラマを知ってもらいたと思うFah Thaiです。

plus.paravi.jp

 ↑ これまでG線上のあなたと私を見てきて、思ったこと・感じたとこを、素晴らしい文章で代弁してくださっています、表現してくださっています。うん、うん!と読ませて頂きました

realsound.jp

↑ドラマの魅力に加え、中川大志くんの魅力にも書いてくださっているこちらの記事も本当に嬉しいです。これからもっともっと中川大志くんが評価され、活躍の場が広がりますように。