道後温泉&広島 女一人旅「ヒメ旅」⑦
松山観光港から広島港までのフェリーの旅は約2時間40分程。瀬戸内海の穏やかな波に揺られながら松山港を後にし、懐かしい広島へ向かいました。船内では翌日訪れる予定だった宮島の新しいお店やスポットをチェックしたり、売店で売られていた坊っちゃん団子やお菓子をつまみながら時間を過ごしました。こんなふうに時間をかけながら旅をすることが出来る環境に感謝です。
広島では私がこの旅をした2016年10月にオープンしたばかりのアパホテル広島駅前大橋に2泊しました。私が感動したのはこのアパホテル広島駅大橋のお部屋の内部。例えば、これはここにあって欲しいと思う場所にそれが必ずあるんです。とことんお客さんの立場になって考えて設計されたお部屋のように思えました。駅からも近いし、お勧めです。
翌朝、早速宮島へ向かいました。今回の宮島での目的は厳島神社への参拝とそろそろシーズンを迎えた牡蠣を食べ尽くすこと!
宮島に着いたのは朝の8時半過ぎ頃。フェリーを降り、厳島神社方面へ歩いていくと、いい香りと共に美味しそうな物が目に入ってきました。牡蠣カレーが入った牡蠣カレーパン!宮島に足を踏み入れた途端のこの出会い。衝撃的な出会いでした。
前回宮島に来たときには目にしなかったので新商品だったのかもしれません。カレーのいい匂い、そしてそのカレー中には牡蠣が♡♡♡たまりませ~ん。帰りに絶対買おうと何時まで営業されているか聞くと、牡蠣カレーパンは早い時間に売り切れる場合が多いということだったので、即買いしました。
実はその後すぐ行こうと決めていた場所があったのですが、冷めてしまったら美味しさが半減すると思い、その場で食べてしまいました・・そしてその美味しさに、んんんんんと、うなってしまいました。これ考えた人凄い!!牡蠣好きは必ず食べるべき一品です。
さらに厳島神社に向かって進んでいくと、絶対行くと前日から決めていたお店が・・。「牡蠣屋」さんです。こちらもミシュランガイドに掲載されているお店です。
「牡蠣屋」さんはその名の通り牡蠣だけを取り扱う牡蠣専門店で人気が高く、時間を選ばないと長蛇の列に並ぶことになることや、売り切れたら閉店すると情報にあったので宮島に着いたらすぐ行こうと決めていました。この時は朝9時くらいには入店出来たと思います。今HPには10時開店とありますが、時期によって営業時間が変わることがあるようです。
私がオーダーしたのは牡蠣屋定食と白ワイン。牡蠣屋定食は、焼き牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣飯、牡蠣屋オリジナルの牡蠣のオイル漬けなどが楽しめる牡蠣三昧の定食です。ワインの数も多くて、ワインリストの中からどのワインにするか選ぶのがとても楽しかったのを思い出します。
大好きな牡蠣を色々な食べ方で堪能できる牡蠣屋定食、とても美味しかったです。店内は洗練された雰囲気で、開店すぐに入れば人もまだ少なく、ゆっくりと牡蠣料理を楽しむ事ができます。牡蠣に良く合うワインをお供に・・・。
牡蠣を堪能した後は厳島神社へ。
厳島神社の入り口まで来ると長蛇の列が出来ていたので、まずは五重塔と豊国神社(千畳閣)に向かいました。
豊国神社は豊臣秀吉が建立を命じた大経堂。島内で最も大きな建物で、畳857枚分の広さがあることから千畳閣と呼ばれてきたそうです。座って耳をすますと、遠い昔から声が聞こえてきそうな優しい空間です。
しばらくボーッとした後、長蛇の列もなくなった頃かなと思い、厳島神社へ。
厳島神社とその周辺を2時間半ほど散策して、五重塔、千畳閣、宮島の街並みや海を一望できるという牡蠣屋の姉妹店「牡蠣祝」へ。牡蠣祝は小高い丘の上に建つ古民家風の建物です。
通常はオープンなテラス席から五重塔や街並みを一望できるのですが、この日は強風と言うことでテラス席は開放されておらず、お店の中から眺める事になったのが少し残念でした。
牡蠣祝では一杯だけワインを頂いて、その後もう一店、気になっていたお店でスイーツを頂きました。残念ながらこちらのお店、名前を忘れてしまい今も宮島にあるのか確認が取れません。
しばらく宮島土産の買い物を楽しんだ後、宮島を離れる前にやはりどうしても食べておきたかった焼き牡蠣を食べに“焼きがきのはやし」さんへ。
宮島で行きたかった場所、食べたかったものを全て制覇して広島市内へ。そして今回の旅の最後のディナーに選んだのはやはり牡蠣入りの広島お好み焼き!!
もうこれでなにも思い残すことはないというくらいに広島の海の幸、牡蠣を堪能しました。今回の道後温泉&広島の旅はかなり急だったにもかかわらず、とても充実した旅になりました。初めて行った四国、愛媛はとても興味深い土地でした。まだまだ行ってみたい場所があるので、近い将来また行くことが出来たらなと思います。そして広島、とても懐かしく思う場所です。また行きたいですね。