半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

道後温泉&広島 女一人旅「ヒメ旅」④

道後温泉滞在2日目。

いよいよ道後温泉本館にやってきました。道後温泉本館は日本最古の温泉とも言われる道後温泉のシンボルで、その建物は国の重要文化財に指定されています。そんな素晴らしい歴史のある施設の中で温泉を楽しめるなんて・・。因みに道後温泉本館はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも三つ星を獲得しています。

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西側正面玄関口。こちらの札場で入浴券を購入しました。

道後温泉本館には【神の湯】と【霊の湯】の2つの浴室があります。2つの浴室と個室や広間の休憩室の組み合わせから4つのコースが用意されていて、その中から利用するコースを選び、券を購入しました。私は神の湯と霊の湯の両方と3階個室を利用できるコースを選択。こちらのコースは皇室専用の浴室【又新殿】も観覧できて、料金は1550円。広間の休憩室利用のコースより300円高いだけで、食べてみたかった坊っちゃん団子も付いたので迷わず、こちらに。因みに霊の湯と3階個室利用の時間制限は1時間20分でした。私は運良くすぐ利用できましたが、時間帯によっては待つこともあるようでした。もちろん地元の方々が利用するような、神の湯のみの利用(休憩室利用なし)のコースもあり、その場合は410円(利用時間1時間)でした。

 

ただ、現時点で道後温泉本館のホームページを見ると、平成31年1月から保存工事に着手しており、今は神の湯のみで営業。料金も420円に改定されていました。入館も今は北側からのようです。現在利用できない施設に着いてはこちらに載せられています。

dogo.jp

 

入館した後は3階の個室休憩室へ。館内はちょっとした迷路のようになっていて、古い建物という事もあって階段もかなり急でした。でもそれがとっても味わいのある感じなのです。休憩室に入って浴衣に着替えた後、霊の湯へ。2階に下りると霊の湯まで案内してくださる方がいらっしゃいました。

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3階個室休憩室利用者専用の浴衣。シンボルのシラサギが描かれていました。

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霊の湯入り口

霊の湯は神の湯に比べてかなりこじんまりとしていますが、かつて上級客用として使われていた名残りは最高級と言われる庵治石や大島石を使った浴槽、壁に使われている大理石からうかがえました。ちょうど私と入れ替わりに出られた方がいたので、一人でゆっくり利用することが出来ました。

霊の湯を楽しんだ後は3階の休憩室に戻り、坊っちゃん団子とお茶をいただきました。

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温泉を楽しんだ後のお茶と念願の坊っちゃん団子、美味しく頂きました。

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3階個室休憩室。かつては上等と呼ばれていたそうです。
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小説「坊っちゃん」の一節にも「俺はいつもで上等に入った」とあります。

休憩室のバルコニーから本館の素晴らしい造りを間近で見たり、湯屋の活気ある音を聞きながら道後温泉の街並みを眺めるのも風情がありました。しばらく休憩室でゆっくりした後は坊っちゃんの間を見せて頂きました。

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松山中学の英語教師として赴任した漱石がよく利用したと言われる坊っちゃんの間

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坊っちゃんの間に置かれている夏目漱石の像

坊っちゃんの間を拝見した後は、又新殿の見学に。専用のガイドさんがいらして、説明をしてくださいました。とても興味深く、豪華絢爛な又新殿についてはこちらに詳しく載せられています。

goldnews.jp

 

又新殿を見学した後は神の湯へ。石造りの浴室で壁には陶板画が飾られていて、中央には大きな円柱形の湯釜と呼ばれる湯口があり、道後温泉本館の独特の雰囲気を味わえます。ちなみにお湯は少々熱め。

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改築120年以上経つ道後温泉本館。太鼓が鳴らされる振鷺閣のシラサギ。
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全国で唯一の皇族専用の浴室「又新殿」の御成門。

道後温泉本館を満喫した後は、お腹もちょうど空いたので遅めのランチに。道後温泉本館のすぐ目の前にあった魚武さんへ。

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道後ビール。温泉の後のこの一杯最高です!

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ランチメニュー。海の幸が美味しい!

前日の宇和島鯛めし、町屋で食べたシフォンケーキ、瀬戸内海の食材を使ったフレンチ・ディナーといい、この日のランチといい、食べるもの全てが美味しかったです。道後温泉は温泉だけでなく、見るもの食べるもの全てが私好みでした。

 

ランチの後はオールドイングランド道後山の手ホテルに戻り、次のホテルへ移動です。