半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

信州 しなの鉄道観光列車 「ろくもん」で長野から軽井沢へ

2019年も残すところあと数時間・・・1年が過ぎるのが年々早く感じるFah Thaiです。

日本三大七味唐辛子の一つである信州善光寺のお膝元、大門町にある「八幡屋磯五郎」さん。信州人が使う七味唐辛子と言えば、やはり八幡屋磯五郎さんで、どちらのご家庭にも必ず一缶は常備されているはず。毎年その年にふさわしい絵柄に変更した限定缶をイヤーモデルとして発表する磯五郎さん。2020年は、旧軽井沢駅舎開業110周年と、軽井沢〜長野間を走るしなの鉄道観光列車「ろくもん」運行6周年を記念した絵柄で、その名も「軽井沢缶」。イラストは旧軽井沢駅舎とろくもんをデザインされた水戸岡鋭治さんの協力によるものだそうです。

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引用元 https://www.yawataya.co.jp/news/2019/12/2020yeamodel.php

 これまでも気になる限定缶を購入してきたFah Thai・・・2015年には北陸新幹線開業にちなんだ「2-7缶」や数えで七年に一度の善光寺御開帳を記念した「御開帳缶」も購入しました。来年の「軽井沢缶」も、今年の4月に母を誘って一緒に乗車したしなの鉄道の観光列車「ろくもん」を思い出し、記念に購入予定です。信州に遊びにいらした際はぜひ八幡屋磯五郎さんの七味の「軽井沢缶」をお土産にお勧めします。

今回は、今年乗車した観光列車「ろくもん」について振り返りたいと思います。しなの鉄道の「ろくもん」は長野駅と軽井沢駅間を走る観光列車です。予約したのは長野発軽井沢までの、ろくもん2号の和食コースの食事付きプランです。乗車した3号車車両は障子とヒノキをふんだんに使った和風コンパートメントでプライベートな空間で食事や車窓から望む景色を楽しむ事が出来ます。「ろくもん」をデザインされたのは、ななつ星やTHE ROYAL EXPRESSをデザインしたあの水戸岡鋭治さんです。

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「ろくもん」は、上田市真田町ゆかりの武将「真田一族」の家紋である「六文銭」から命名されたそうで、列車の色は、真田信繁(幸村)が大坂冬の陣などで用いた「赤備え」をイメージした濃い赤を使用。大河ドラマ「真田丸」を思い出します。

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女性乗務員の方がほら貝を吹いて出発を知らせてくれます。
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私達が乗車した3号車の車内の様子

個室に入ると、お重に入ったお食事とペットボトルのお水がテーブル上に置かれていました。この時の和食コースは小布施町にある懐石料理の「鈴花」さんによるお料理でした。

www.obuse-suzuhana.com

乗務員の方のお話では、ろくもんの利用者は県外の方々が多く、地元信州の人達の利用はまだまだ少ないとの事でした。また、外国人の利用者もちらほら。この時はアジア人のカップルの方々が一組いらっしゃいました。

ドリンクは、ビール、ワイン、お酒、ソフトドリンク(ジュース)等の中から選べたので、母はジュース3本のセット、私は赤ワインにしました。テーブルに置かれたテーブルマットも六文銭です。

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ろくもん2号のお料理は小布施町の懐石料理「鈴花」さんによるもの
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旬の素材を使った繊細な味、目にも鮮やかな鈴花さんのお料理・・・母と車窓から眺める景色と共に愛でながら、とても美味しく頂きました。途中いくつかの駅で数分間の停車があり、色々楽しませていただきました。例えば・・・

戸倉駅のホームでは限定の「六文銭まんぢう」の販売と戸倉上山田温泉の源泉を使用したお茶の提供。上田駅では六文銭入りの陣羽織を着て、記念ボードやろくもん、加えて赤備えの甲冑を身につけた上田駅長さんと記念撮影ができます。Faht Thaiも母と一緒に陣羽織を着て駅長さんと記念撮影をしました。他にも宿場町として栄えた海野宿の近くにある田中駅や小諸懐古園で有名で駅前に素敵なガーデンがある小諸駅にも停車し、記念写真をとったり、ちょっと散策したり、停車駅での楽しみもたくさん。皆さん思い思いに楽しく過ごしていました。

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車窓から見えた真田家の居城上田城と乗客を楽しませてくださった上田駅の駅長さん
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田中駅と小諸駅前ガーデン内にある明治時代に建築された油庫

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田中駅を出発した頃にサーブされた抹茶と和菓子

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2号車、1号車へも行ってみました。こちらは2号車

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約2時間20分ほどで軽井沢駅に到着

軽井沢到着後、旧駅舎内のカフェで使えるドリンクチケットを頂いていたので、コーヒーを頂きました。今年、4月の信州は季節外れの雪が降り、軽井沢駅にも積もった雪が残るほど寒い天候でした。温かいコーヒーが本当に有り難かったです。

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水戸岡鋭治さんデザインの家具が配置された軽井沢旧駅舎内の可愛らしいカフェ

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↑ こちらは水戸岡鋭治さんデザインの家具が使用されたろくもんラウンジ(旧軽井沢駅舎記念館の貴賓室を使用)で、軽井沢駅発のろくもん乗車の際はラウンジとして使用出来るようです。私達は到着でしたが、ご厚意で見学させていただきました。

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4月とは思えなかった・・・積もった雪

今年10月の台風19号によって大きな被害がでた長野県。しなの鉄道でも被害があり、約1ヶ月ほど運休となった区間がありました。関係者の方々のお力で復旧となり、ろくもんも11月22日から運行再開されたと聞き、嬉しく思いました。

ようやく乗る事ができた地元信州の観光列車「ろくもん」。日本全国でもまだまだ乗ってみたい列車がたくさんあるので、少しずつ実現できたらいいなと思っています。