半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

ラッタナコシン地区(バンコク旧市街)散策 ② カノムジーン・サオナームとサンティチャイプラカーン公園

「Konnichipan」を出て左に進み、プラスメン通りを更に左に曲がりプラアティット通りにあるサンティチャイプラカーン公園を目指していました。どこかのカフェで珈琲を買おうかと歩いていると気になる屋台が!

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こちらの屋台があったのは、こちらの地図上のピンクの場所。プラアティット通り沿いで公園の斜め向かいぐらいの場所でした。とても清潔そうで美味しそう、屋台ご飯にしては何故かオシャレな感じもして、急遽ここで朝食を食べることに変更!笑

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私がオーダーしたのはカーオパット・ナームプリックロンルア、友達がオーダーしたのはカノムジーン・サオナームです。

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カノムジーン・サオナーム

カノムジーン・サオナーム・・・見たのも聞いたのも初めてでした。とても珍しくどこか地方の料理なのと友人に聞くと、そうではないけれどこの料理を出すお店はかなり少ないと思うという答えでした。食べてみると・・・タイ料理の新境地にたどり着いた気分になりました。ココナッツミルクにしょうが・パイナップル・干しエビの粉がバランスよく存在していて、それが素麵に程よく絡まり絶妙な味わいに・・こんなタイ料理があるなんてびっくりしました。夏の暑い時期に食べたらとても爽やかにシャキーッとできそうな一品です。

カノムジーン・サオナームとの心躍る出会いに感動したその数日後、自宅の整理をしていてバンコクの情報誌DACOのバックナンバーを見ていると、「だれも知らないタイ料理」という号でカノムジーン・サオナームが紹介されていました。

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「だれも知らないタイ料理」が特集された情報誌DACOの2020年1月号・・とても今年とは思えないほど遠い昔に感じます。2020年はあまりにも色んな事が起きすぎました。この号の中でカノムジーン・サオナームは上珍者向け(笑 タイ人さえも知らない/食べたことがない人がいるという未知の世界)として紹介されています。一緒にいたタイ友はカノムジーン・サオナームを知っていた(食べたこともあった)ので上珍者ですね。

食後はサンティチャイプラカーン公園をぶらぶら。公園内にはラーマ1世の時代に建てられたというプラスメン砦があり、公園からはチャオプラヤー川も一望できます。私も公園から見えたラーマ8世橋を背景にお気に入りの写真を撮ることができました。夜はライトアップもされて人気のスポットのようです。この日もヨガをする外国人の方や日陰で涼むタイ人の方々の姿がちらほら。公園自体はあまり大きくありませんが近くに住む人達の憩いの場所になっているようです。

次回ラッタナコシン地区(バンコク旧市街)散策③に続きます。

 

今日は8月15日終戦記念日。朝からスターチャンネルで戦争に関する映画を幾つか見ていました。そしてこれから約15分後にNHKで「太陽の子」の放送が始まります。戦後75年の今年、違うかたちではありますが多くの命を失いました。生きたかった人達が生きられなかった2020年という年。「死にたいわけじゃない、生きるのが怖いんだ」と言う言葉も思い出します。今日は改めて命に向き合う日のように感じます。そして今日だけではなくこれからもずっと。「太陽の子」しっかり心に焼き付けます。