半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

タイ 2020年1月1日より大手スーパー&小売店でレジ袋廃止

日本では今年の7月から全小売店でレジ袋の有料化が義務づけられるようですが、タイでは今年の1月1日より、大手スーパーやコンビニなどで有料化を飛び越え、レジ袋が廃止となりました。

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よく利用するTOPSマーケットやセントラル・フードホールやファミリーマート、マツキヨでも。

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こちらもよく利用するFOODLAND。こちらは1バーツを払えばレジ袋が利用できそうですが・・廃止にすればいいのに。

上記の発表によるとFOODLANDでは無料配布はしないが、1バーツで利用できて、その1バーツは”BLOOD BAG”作成のためタイ赤十字社に寄付されるようです。

タイではプラスチックごみによる海洋汚染が深刻で、ジュゴンなどの動物がプラスチックごみを誤って食べ死んだとみられるニュースも報道されていました。

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これは昨年10月にプランブリーを訪れた際、波打ち際に集まっていたプラスチックのゴミ。

↑ プランブリーにて。あまりのひどさに言葉がありませんでした。

タイ人の友達によると今年からレジ袋を廃止することは約1年前から発表されていたようでしたが、恥ずかしながらFah Thaiは全く知りませんでした。休暇から戻り、会社のタイ人同僚にセブンイレブンでレジ袋がもらえなくなったと聞いたときは、セブンイレブンだけの取り組みかと思いましたが、大手スーパーや小売店全てで、とても驚きました・・・というのも元々タイはレジ袋が大好きで、必要以上にレジ袋を使う国でした。例えば、スーパーで買い物をすると、何枚ものレジ袋に商品を分けて入れるのが常でした。これまでも買い物に行くときはエコバックを持参していたFah Thaiですが、急遽スーパーで買い物をすることになった時は一枚のレジ袋にすべての商品を入れてもらうようにお願いしていました。そうしないと、必ずと言っていいほど、何枚かのレジ袋に分けて入れられてしまうからです。エコではないし、かさばって持つのも大変でした。ですから、有料化という次のステップを飛び越えて、一気に廃止としたのは驚きでした。

レジ袋の他にもう一つ気になっているのはプラスチックのストローです。コンビニでは、ドリンクを買うたびにストローを付けてくれようとします・・しかも何本も。1.5リットルのペットボトルのお水を買ってもストロー、さすがにだいぶ少なくなりましたが、ビールを買ってもストローです。レストランでもお水を頼んでも、ほとんどのお店でストローが付いてきます。グラスに口をつけて飲む、ペットボトルに口をつけて飲むことをしないタイの人達・・。ストローの消費も深刻な問題です。

タイの友人にあんなにレジ袋を使っていたタイの人達に混乱はないのかと聞くと、かなり前から発表されていたから混乱はないとのこと。有料化ではなく一気に廃止にしたことについての彼らの見解は・・・レジ袋の有料化では問題の解決にならないから。タイ人はサバイサバイが好きだから、前もってエコバックを用意して持参するよりも、数バーツを払ってレジ袋を使う事を選ぶ。レジ袋の使用を抑えることにはならない・・だそうです。な~るほど。

これまでタイ人の方で自発的にエコバックをもって買い物をする人は少なかったように思います。もちろん全てのタイ人の人達ではなく、私のタイ人の同僚達の中にもエコバックやマイボトルを使うのは当たり前で、加えてボランティアでゴミ拾いに参加したり、再利用のためペットボトルのキャップを集めたりしている人もいます。その意識の高さは尊敬に値します。

FUJIスーパーへ買い物に行くとエコバックを持参している日本人の方々がほとんど。でも、これまでパラゴンのスーパーやTOPS、FOODLANDではエコバックを持参している人を見ることは、ほとんどありませんでした。このタイ政府の思い切った取り組みがこの国の人達の意識を変えるきっかけになれば・・と思います。

日本からいらっしゃる皆さんも、エコバックを持参してくださいね。

↓ ちょっと嬉しい情報です。1月8日から2月19日までの毎週水曜日にタイのスタバにマイボトル・カップを持参するとドリンク代が20バーツオフになります。加えてリワードメンバーの方はエクストラ☆がもらえますよ。ぜひマイボトルでスタバへ!

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