イースタン・オリエンタル・エクスプレスの旅 ⑧
いよいよイースタン・オリエンタル・エクスプレスでの最後の夜のディナーを迎えた3日目の夜。この日のディナーも私たち乗客みんなを心から楽しませてくれようとする素晴らしい内容でした。
この日はラクサがサーブされました。改めてタイ・マレーシア・シンガポールと3カ国を旅していることを意識させてくれるお料理に感激でした。
メインディッシュは牛ほほ肉をハーブで煮込んで野菜やマッシュルームと共にサーブされたお料理と私が選んだお料理の2種類からチョイス。友人は牛ほほ肉を選んでいました。どちらもとても美味しかったです。
イースタン・オリエンタル・エクスプレスでのランチ&ディナー全てをクリエイトしてくれたフランス人シェフYANNIS MARTINEAU。この日のディナー際も、毎日されていたように全テーブルをまわってお声をかけて下さっていました。この日は改めて、素晴らしいお料理の数々で楽しませて下さった事のお礼をお伝えして記念に写真を撮って頂きました。とてもクリエイティブで素晴らしい、そして気さくなシェフです。また、いつかYANNISシェフのお料理が食べれる機会がありますようにと心から思いました。
イースタン・オリエンタル・エクスプレスでの想い出に残る素晴らしい最後のディナーを終えました。最後の夜が更けていくのを惜しむように私達はピアノ・バーへ。
イースタン・オリエンタル・エクスプレスの最後の夜はマレーシアの伝統舞踊で楽しませていただきました。この後、私も誘われて一緒に踊りました~~。
舞踊を楽しんだ後は、イースタン・オリエンタル・エクスプレス専属のピアニストのピアノの演奏や歌で盛り上がりました。。他の乗客の方々も最後の夜を惜しむように過ごしていらっしゃいました。私達もこの日がイースタン・オリエンタル・エクスプレスでの最後の夜と思うとなかなかキャビンに戻る気分にならなかったのを覚えています。
そしてイースタン・オリエンタル・エクスプレスでシンガポールに到着の朝。
いつものようにキャビンに朝食が運ばれてきました。もうすぐイースタン・オリエンタル・エクスプレスとお別れ・・・。3泊4日の素晴らしかった旅のシーンを思い出しながら頂きました。
タイのバンコクからシンガポールまでは飛行機を利用すれば約2時間ほど。その距離をあえてスローペースで旅するという今回のイースタン・オリエンタル・エクスプレスの旅。とてもラクジュアリーな時間を過ごせた旅となりました。今はLCC航空会社もたくさんでき、簡単に目的地に行ける時代に・・あえて目的地に到着するまでの過程をスローペースで楽しむという旅・・・映画で観たことのある古き良き時代にもどったような、本当にすばらしい体験でした。またいつか、このような旅が出来ることを願って・・・。イースタン・オリエンタル・エクスプレスの素晴らしい旅を作って下さったスタッフの方々に感謝です。