半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

タイから日本へ引っ越し 低料金で日本へ荷物を送る方法

タイ免許を日本の免許に切り替えるために勉強中のFah Thaiです。

今日は私がタイから日本へ荷物を送った方法についてです。帰国を決めてからどうやって引っ越し荷物を日本へ送るのが私にとってベストか考えてみました。引っ越し業者に依頼することも考えましたが、費用に含まれる内容を見ると私には必要ないサービスもあり、それらにかかる費用を抑えたいと思い、自分で梱包・発送する方法を選びました。その際に参考にさせて頂いたのがこちらのブログです↓

www.okopanthunderstorm.com

知りたかった内容ばかりでとても参考になりました。参考にさせて頂きながら自宅近くの郵便局で詳しく確認して「よし!この方法にしてみよう!」と決めました。

結果、やはり船便(Surface)選びました。日本に送る荷物は、帰国後すぐ必要な物ではなかったので、他の方法に比べても日本到着までに時間がかかる点は問題ありませんでした。かなり費用を抑えることが出来た点も良かったと思います。

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タイから海外へ物を郵送する方法/種類のリスト

私が利用したのは「Parcel Post」という、一箱の荷物の重さが30キロを超えないこと、追跡可能、紛失や破損した場合の補償額最高40SDR/箱(2018年のレートで1SDR=47.5729バーツ)が送料に含まれているというタイプでした。補償額はタイバーツで約1900バーツ(日本円で6500円くらい)です。ただし追加払いをすれば1000SDRまで補償額を上げることは可能のようです。荷物が届くまでにかかる時間は3ヶ月とありました。郵便局でもやはり3ヶ月かかると言われましたが、上記のブログの方によると一ヶ月ほどで届いたということだったので、その情報に期待して・・・。

荷物を詰める箱は郵便局で売られています。全部で6種類、大きさによって値段が異なります。他には梱包材のプチプチも一枚7バーツで購入することができました。

 

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郵便局売られている箱の種類

私が購入したのはサイズ的にも使いやすいと思った6番の箱です。小さな郵便局の場合希望の種類の箱があるとは限らないので聞いてみる必要がありますが、6番の箱は比較的需要があるようで私の近所の小さい郵便局でも売られていました。荷物は一箱30キロまで詰めることが出来ますが、運ぶときの事を考え重さは20キロほどになるように調整しました。

約25年間のバンコク生活で、思った以上に膨れあがった荷物・・断捨離にも手こずりましたが、その多くを友人や友人の友達、メイドさん等が買ってくれたのでとても助かりました。リサイクルショップや買い取りおばさん&おじさんにもお聞きしましたが、買い取ってもらえなかったり、希望より大分安い価格での買い取りとなってしまうのでやめておきました。どうしても売れなかった物で、日本に持ち帰りたくなかった物はメイドさんに処分して頂きました。荷造りを始めた頃は恐らく4~5箱で収まるだろうと思っていた荷物は、結局合計7箱に!それでも25年住んでいた人間としては少なくまとまったと思います。笑

荷物を梱包・準備する際に入れないよう特に気をつけた物は、

  • 液体・スプレー類
  • 食品
  • バッテリー類(モバイルバッテリー、リチウムバッテリー、乾電池など全て)
  • 新品の物
  • 貴重品
  • 偽造品

などでした。引越の業者さんに一度相談した際に頂いた資料を参考にさせて頂きました。こちらのサイト↓も参考になると思います。

All Question – Thailand Post


各箱に①~⑦の番号を書いておきました。日本で箱から物を取り出す場合、何をどの箱に入れておいたのか、すぐ分かるように大まかな内容をワードに記録をしておきました。箱の側面には大きく「別送品 Unaccompanied Baggage」と書いておきました。(参考にしたのはこちらの税関のサイトです↓)www.customs.go.jp

 

一番ネックになっていたのが、重たい荷物をどうやって郵便局まで運ぶか。郵便局で問い合わせてみると、自宅まで荷物を引き取りにきてくれるサービスがあるというではありませんか!!タイランド・ポストのコンタクト・センター1545に電話すれば、担当の方が自宅まで荷物を取りに来て下さいます!実際に利用しましたが、とても有り難いサービスでした。希望すれば箱も無料で頂けるそうですが、私が利用したサイズの箱より小さいサイズで、私が利用していたらおそらく10~11箱くらいの数になっていただろうと言われました。とにかく至れり尽くせり!

荷物を郵便局のトラックに載せた後は、私も車に乗せて頂き一緒に郵便局へ。向かったのは近所の小さな郵便局ではなく、私の住むエリアから集められた郵便物・荷物が集まる一番大きな郵便局です。もし現金払いでも良いのなら郵便局へ出向くことなくその場で手続きも出来るようでしたが、私は少し心配だったのとクレジットカードで支払いをしたかったので郵便局へ行きました。

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記入した送り状

郵便局では荷物の数と同数の送り状をひたすら記入します。ふぅぅう。手が痛くなりました~。笑 箱の中身は具体的に書くようにと言われたので大まかに内容を記入し、横にMoving package(引越荷物)とも書いておきました。価格(Value)は局員さんのアドバイスに従い、2~3000バーツと書いておきました。

荷物が宅配出来ない場合はどうするかの選択は①破棄する②送り返す③別の住所に届ける・・の3種類がありました。これは何か問題があり通関できず日本に上陸出来ない場合などのケースだと思ったので、バンコクの友人宛に送り返してもらうよう、了解を得て友人の名前・住所を記入しました。この場合は受取人が料金を払うようになります。郵便局での手続きを終え、各送り状の控えとレシートを頂きました。レシートにはそれぞれの荷物の追跡番号が書かれていて、こちらのサイトで確認することができます↓

タイの郵便局から送った荷物を追跡できるサイト:Track And Trace : EMS : Thailand Post

 

さて、日本に帰国した際、税関で携帯品・別送品申告書を2部提出しました。手続き後1部返却されるので、荷物が無事とどくまで大切に保管しておきます。返却された申告書一部と共に「別送品申告をされた皆様へ」という案内を頂き、その中には

別送品が日本に到着すると、「外国から到着した郵便物の通関手続のお知らせ」という葉書が郵送されますので、保管中の別送品申告書を、その葉書を差し出した税関外郵出張所に提出して下さい。

とありましたが、葉書が届くことはなく無事荷物が日本の自宅に届きました~。実は3月12日に6箱送り出したあとで、どうしてもスーツケースに入りきらない荷物が出てしまい、5日後にもう一箱分送りました。3月12日に送った分は4月11日に、3月17日に送った分は今日届いたので、どちらもほぼ一ヶ月で届いたことになります。素晴らしい!時々、荷物は今どの辺なのかなぁ~と気になり追跡もしていました。追跡によると日本に到着した翌日には自宅に届いたようです。

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送った荷物の追跡情報

届けられた荷物は全く問題ありませんでした。参考にさせていただいたブログの方も仰っていましたが、少し穴が開いたような箱が2~3箱あったくらいです。


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中の荷物は全く問題ありませんでした。今回お皿やグラスなども箱に詰めて送りましたが、しっかり梱包したので割れることはありませんでした。郵便局で荷物を送る際、中に割れ物はありますかと質問されて「はい」と答えると、局員の方は顔を曇らせていらっしゃいましたが、「大丈夫です。しっかり梱包しました。壊れてもいいんです」というとそれ以上は何も仰いませんでした。

私が今回タイから送った各荷物の重さと料金は次の通りでした。

① 10.98キロ 1750バーツ+15バーツ(プラスチックのロープ代)

② 20.35キロ 2850バーツ+15バーツ(プラスチックのロープ代)

③ 21.65キロ 2960バーツ+15バーツ(プラスチックのロープ代)

④ 23.03キロ 3180バーツ+15バーツ(プラスチックのロープ代)

⑤ 18.39キロ 2630バーツ+15バーツ(プラスチックのロープ代)

⑥ 14.91キロ 2190バーツ+15バーツ(プラスチックのロープ代)

⑦ 18.75キロ 2630バーツ+15バーツ(プラスチックのロープ代)
 
上の写真のように、赤いプラスチックのロープでしっかりと箱の周りを巻いてもらった代金も含めて合計18295バーツ(約65000円)でした。荷物も期待通り1か月で無事届いたし、料金も引っ越し業者にお願いする3分の1以下に抑えられました。

これからタイから日本へ安く荷物を送りたいという方の参考になれば嬉しいです。