半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

イースタン・オリエンタル・エクスプレスの旅 ⑥

イースタン・オリエンタル・エクスプレスの旅3日目はクリスマス12月25日。

希望しておいた朝7時過ぎ(タイ時間)ぐらいに客室乗務員の方が朝食をキャビンに運んで来て下さいました。毎日贅沢にルームサービスです♪

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パンにジュース、バナナ入りのシリアルといったコンチネンタル・ブレックファースト

もちろん素敵なポットに入れられたコーヒーも美味しく頂きました。

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毎日頂いたこの朝食のパンが本当に美味しかったのを覚えています!

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窓の外をみるとタイに最南部の都市ハジャイの文字が・・。

タイ時間の7時半過ぎ頃タイとマレーシアの国境PADANG BESARに到着しました。
ここでは出入国・税関の手続きがありました。パスポートを確認するとちゃんとスタンプが押されているので手続きはされているんですが、自分でしたのか、E & O エクスプレスが代理手続きをしてくれたのか、全く記憶がありません・・が、約1時間半ほど停車の時間がありました。列車は出入国と・税関の手続きと機関車の変更を終え、マレーシア時間の午前10時頃PADANG BESARを出発しました。この日は午後ペナン島へのエクスカーションがあったので、午前中は比較的のんびりと過ごしました。シャワーや支度を済ませた後、ちょっと車内をうろうろ。そういえば、サロンカーでは、もう何年もこの列車に乗ってらっしゃるというタイ人の占い師の方がいらして占いをしてもらうこともできました。もちろん予約制です。

 

この日はクリスマスと言うこともあってか、ブランチだったので前日より約1時間早く指定のレストラン・カーへ向かいました。

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ポーチドエッグにオーランディーズ・ソース。アスパラやベーコンが添えられていました。

 

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蒸したシーバスに卵豆腐と椎茸が添えられた中華風なお料理

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食事を楽しみながら窓から望んだ風景

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デザートはマスカポーネがのったキャロットケーキとフルーツサラダ

この写真を見て思い出すのは、食べて美味しい、見ても美しいお料理の数々だったということです。イースタン・オリエンタル・エクスプレスのメニューは本当によく考えられ、デザインされ、料理されている素晴らしいものした。このクリスマスの朝は何もせず、のんびりと過ごしていたのに、これですでに2食目。なんて贅沢なんでしょう。

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最後はプチケーキとコーヒー又は紅茶

食事の際はいつもコーヒーを頂いてた記憶があります。タイのDOI CHANGコーヒーがそれだけ美味しく感じたんだと思います。もちろんアフタヌーンティーの際は紅茶もいただき、それも美味しかったです。

ブランチの後はエクスカーションまで時間があったので、また車内の散策に・・まずはまた展望車へ。何度行っても飽きることがありません。

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マレーシアに入ると線路の周りも開けた感じになりました。
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バー・カーでワインも頂きました。

ここでスタッフの方に聞いたお話では、客室乗務員、レストランカーやラウンジカーなどのウェイター・ウェイトレスの方々はすべてタイ人だそうです。それはタイ人のホスピタリティが買われているからとのこと。サロンカーにいらっしゃったマッサージ師と占い師の方もタイ人でした。ちなみにシェフはフランス人、シェフと共にキッチンカーで料理をしていらっしゃった方々はマレーシア人、ブティックいらっしゃったのはシンガポールの方ということでした。他にもバー・カーでピアノの演奏と歌をうたって楽しませて下さったピアニストはフィリピンの方だったと記憶しています。皆さん、この列車で働くことを誇りに思いながら楽しんでいらっしゃるので、勤続年数が長いという事でした。他にもヨーロッパのオリエント急行との違いや、このイースタン・オリエンタル・エクスプレスが大好きで何度もリピートされているお客さんの話等・・楽しくお話を聞かせていただきました。こんな風に気軽にお話をしてくださるのもイースタン・オリエンタル・エクスプレスのスタッフのホスピタリティの一つだと思いました。

 

数ヶ月でもこんな素敵な列車で働いてみる経験ができたら得るものも多いだろうな~と思いました。実際こんな素敵な旅を支えて演出してくださっている皆さんのご苦労は大変なものだと思いますが。

 

いよいよ午後はエクスカーションでペナン島のジョージ・タウンに向かいます。