半分青くて半分タイ

25年半のタイでの生活を終え帰国。大好きな旅の事、グルメの事、タイでの事を綴ります。

ダンシング・クイーン

NHKBSプレミアムのアナザーストーリーズで放送されたABBAのダンシング・クイーンについて興味深く拝見しました。ダンシング・クイーンは、1976年にスウェーデン王室に嫁いだドイツ人のシルヴィア王妃に捧げられた曲だったそうなのです。当時、一般家庭で育ったドイツ人女性をスウェーデンの王族に迎え入れる事はふさわしくないと、多くの国民が反対したそうです。重圧と逆境のなかで結婚式を迎えることになってしまったシルヴィア王妃。そんなシルヴィア王妃を支えたいと、結婚式の前夜祭の演出を任されていた演出家が、その当時スウェーデンで話題になっていたポップグループのABBAに依頼をしたそうです。当時、王室の行事にABBAのようなポップグループを出演させることはかなり異例でしたが、演出家は王室に新風を吹き込むシルヴィア王妃を新しい音楽で迎えたいと思い、思い切った演出の決断をしたそうです。ABBAは快諾し、新曲であるダンシング・クリーンをシルビア王妃に捧げたいと申し出たそうです。そしてこのダンシング・クイーンは結婚式の前夜祭のシルヴィア王妃の前で初めて演奏され、世の中に発表されたのです。

 

会場の感動を感じ取れるようなパフォーマンスです。シルヴィア王妃もとても嬉しそうでしたね。依頼を受けたときにはこのダンシング・クイーンはもうでき上がっていたそうですが、まるでシルヴィア王妃のために書かれたようにも感じられ、これを聴いた王妃はとても励まされたのではないでしょうか。番組では、他にもこの曲によって励まされて、闘い続けた人達についても紹介がされていました。私もABBAにハマってベスト盤のCDを買って聴いていた昔を思い出しました。改めてまた聴いてみても、元気をもらえる曲です。” You can dance. You can jive. Having the time of your life. ”

 

番組の最後にこんな素敵な問いかけがありました。

「あなたは今、自分らしく生きていますか?」

 

これも大好きなABBAの曲です。とっても優しい気分になれます。